今日、仕事が終わって家に帰ると一部の部屋の電気が着かない。ブレーカーが落ちたかな?って見てみると、何処のブレーカーも落ちていない。いや落ちていない様に見えて実は落ちている場合もあるのでよーく見てみるも落ちていない。良し、全部落としてまた入れなおそう。そう思って一時全部ブレーカーを落とし停電させて入れなおす。まあ、PCの再起動みたいなもんだな。が、それでも一向に改善しない。では何処の部屋が通電しないのか調べてみた。どうやら一か所の部屋ではなく家の半分(1階、2階も)が停電している様子。とりあえず分電盤のカバーを開け配線など焼き切れたりしていないかチェックするが全く問題無さそう。テスターで調べようかと思ったがこれってもう素人レベルの問題じゃないと思い、知り合いの電気主任技術者に電話してみました。
漏電遮断器などのテストの仕方を教えてもらいテストするも反応が無い。そこで電気主任技術者から、それは家の中ではなく、おそらく東電の方だと思うと言われる。私が見るところ家の中は問題無い様に思えるのでその解答には合点が行く。でも、家の半分ですよ。それはどうやら電柱から2系統配線が来ていてその一方がダメになっているらしいのです。そうなの?一本じゃないんだ。初めて知りました。99%東電管轄の問題なので早速故障受付のオペレーターに電話する。なんだかんだプッシュボタンを押しオペレーターに繋がる。初めての故障なので要領がわからないが東電の伝票を見てお客様番号や住所、名前を言って(何をやっているのか数分待たされる)やっと故障の件に移る。「家の半分の電気が着かないです。」と言う。「ブレーカーが落ちていないですか?」と聞かれ、「落ちていないです。」そんな初歩的な会話をしていても時間がもったいないと思い「こちらで知り合いの電気主任技術者に電話し漏電遮断器のテストをし確認しました。どうやら家の中が原因ではなく東電さんの方がおかしいので確認してもらって下さいって言われました」と言いました。そうしたら「家のどの部屋が着かないのですか?」と聞かれる。えっ、さっきの私の話はスルーですか?まあ、私も気を取り直し「えっと和室と寝室とトイレ、お風呂、あっ、それと玄関」さすがに私も予想外の会話で「それ聞いて何か意味あるんですか?」と言ってしまった。すると「エアコンは着きます?」と来たもんだ。「はっ?エアコン?いやそんなもん今着けて無いし」もうめんどくさくなって着くかどうか知らないけど「大丈夫です。」と答えてみた。こっちは一刻も早く復旧したいのに(お風呂入りたいから…)「あのう、ですから電気主任技術者にもおそらく東電さんの問題って言われているので」と再度トライ。「いつ頃から電気が止まりました?」「多分今日の午後。朝は平気でした。」いやいやそうじゃなくまたスルー?しまいには「もっと早く気が付かなかったんですか?」と言われる始末。「いや、こちらも仕事してますんで、今帰って来たんですよ。」何でこちらが低姿勢?「もしもこちら(東電)の問題でなく家の中だと調査だけでも費用がかかります。それはご承知下さい。おそらく〇〇町ですのであと一時間くらいかかります。担当から電話しますので」完全に撃沈です。
それから割と早く工事担当者から電話がありました。「20分位で行きますので」と。おお、早いじゃん。工事担当者は家の中に入ると思いきや「電柱から2本線が家に来ているのですが、その1本がダメになっていると思います。一応、大丈夫なもう1本も換えちゃいます。」とのこと。そうですよね、良く分かっていらっしゃる。一時、全停電になりましたが10分位で通電され、全部屋無事に電気が着きました。工事は電柱に上り車両に完備されたサーチライトみたいな物で修理場所を照らしていました。これは何気に珍しく面白い光景でした。修理受付のオペレーターは全員今日の担当の様な方ばかりでは無いとは思います。でも、これが例えば母子家庭など女子供しか居ないお宅でこんな対応されたら可哀そうだなと思いました。オペレーターに比べたら工事担当者の対応が良かったのには救われました。今回の故障、珍しい事では無いそうです。なので工事担当者はそそくさとその修理をした訳ですよね。オペレーターのマニュアルにはそれは書いてないんだろうな。電気主任技術者の文字も書いて無いんだろうな。だからスルーされたんだろう。とても面白い経験をしました。東電にはもう少しまともなオペレーターを配置してもらうことを望みたいと思います。※私の自宅は東電から電力を買っています。他事業所だと修理に時間がかかる事があるそうです。