NSXのシートは本革製のシート。本革シートは長年の使用で皮が擦れてしまう。私のシートは黒。擦れて白いしわが出来てなんだかみすぼらしい。いつか張り替えるしかないかなとあきらめていると。本革シートのリペアがある事を知る。リペアか。それならDIYでできないのかな?そんな事で色々と情報を集めるとどうやらコロンブスのアドカラーチューブという物がある事を知りました。これはどうやら革靴に使用する物のようです。実際、スーパービバホームでは靴のメンテコーナーの一角にありました。今回は車のシートに使用しますが普段は革靴に使用できるし1本持っていても損はない商品です。なにしろ300円くらいですし。
ひどいです。ドアを開ける度にこの状況が目に入るので気にならない訳がありません。
拡大すると結構白いシワが多数入っています。でも、破れたりはしていません。一度、黒のマジックで白い箇所を塗ってみましたが黒でも色が違うので全然綺麗になりませんでした。
今回使用した、コロンブスのアドカラーチューブ(クロ)です。他にも色は何色かあるので一番近い色か調合すると良いかも知れません。私の場合は黒いシートなのでもちろんクロを選びました。プロだと黒に他の色を混ぜたりするんでしょうけど私は一色で挑戦です。
使用方法は簡単です。まずはシートの塗りたい部分を脱脂します。色の乗りを良くするためですね。その後私の場合は医療などで使用するディスポーザブルグローブ(薄手の使い捨てのゴム手袋)を使用しました。素手でも洗えば取れるらしいので素手で塗っている方もいらっしゃるようです。さて人差し指に小豆くらいの塗料を取りそれを傷の部分に塗り込む。見た目は絵具と同じ感じです。違うのは乾きが超早い。30秒程で乾いてしまう。なので人差し指で塗り込み中指でさらに広げ仕上げで薬指を使って塗り込む。すると均等にある程度広いエリアを簡単に素早く塗る事ができます。溝が結構深い場合などはヘラなどを使用する方が溝が埋まり平坦に塗れるようです。
言わなければリペアした事はわからないかな。艶があるのでかえって周りより綺麗になってしまっています。
アップで見てみるとどうでしょう。明らかに以前と違います。あの残念な白いシワ。今は見えません。これは思っていたより良い仕上がりです。しかもここまでの仕上げは数分塗り込みしただけです。これはとても良いので運転席側よりひどくはない助手席側もやってみました。そのほかも小さい傷、ひっかき傷なども数か所リペア。面白い様に直りました。塗料は20gで300円ほど。しかも20gでも全然使用していませんのでほとんど減りません。これはコストパフォーマンス良すぎです。しかし、このリペアは永久にこのままでは無いようです。まあ、また擦れたらちょこっと塗れば良いので定期的に塗り直しも手間では無いのでとても楽ちんですけどね。